私たちを取りまく地球環境について

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森林の働きについて

この群生している樹木の集まりである森林は、光合成をおこなう過程で、二酸化炭素を吸収し、酸素を作り出す。吸収された二酸化炭素は、樹木内に集められる。このことを固定化と呼ぶ。大量に固定化できるのは、さまざまな生物が呼吸によって排出した二酸化炭素があるからである。そして、大気中の二酸化炭素の濃度、酸素濃度を、生物が生きていくために適したものに保つ働きがある。森林は緑のダムとも言われているように、突然の雨でも、雨水をしっかりとたくわえている。森林のおかけで雨水が土に簡単に流れ出ることはない。干ばつや洪水、鉄砲水、土砂崩れの心配はない。今、地球環境に重要な役割を果たしているのが熱帯林である。これは、赤道周辺に分布して、地球上の森林面積の約半分を占めている。そのため、活発な光合成が行われており、大量の酸素を供給するので「地球の肺」とも呼ばれている。大型動物から微生物までさまざまな生き物がある。

群生している樹木とその場所のことを言う

群生している樹木の集まりを森林と言う。豊かな土壌の森林は、生存している食物連鎖の要である土壌を育てるという役割がある。大気中の二酸化炭素を調整したり、雨水を蓄えるところから「緑のダム」とも言われている。これらのおかげで、洪水や干ばつ、鉄砲水、土砂崩れなどの被害が防止できる。世界にはいろいろな森があり、熱帯林から亜寒帯林まである。特に熱帯林は野生生物の倉庫とも言われている。

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