私たちを取りまく地球環境について

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土壌の働きについて

岩石が風化して細かくなった土は無機質的な物だが、土で出来た土壌は生物が生存する上で大切な役割を果たしている。 土壌は樹木を成長させて支え、雨水を浄化して蓄え、植物に養分供給をし、建築物や陶磁器の材料にもなる。 土壌中にも食物連鎖がある。 枯葉や動物の死骸は微生物が分解、「肥料の3要素」こと窒素・リン・カリウムなどの無機質を作り、それにより植物が成長。植物は土壌に根を張って栄養を吸収し、生きている。 植物・動物・原生動物・微生物といった土壌生物は、水分と栄養分を得ながら生きているのである。 また土壌生物も土壌の循環に大きな役割を果たしており、ミミズ・ヤスデなどの土壌生物が動いて出来る空間は土壌に水分を備蓄、洪水を防ぐと同時に、川が簡単に干上がらないようになっている。 この様に土壌は、自然災害を和らげる働きを持っている。

土壌生物が沢山いることで生きていられるうえに、土も良くなる

土壌の働きとしては、植物にある程度の栄養を与えて生存を支えている。樹木の土台となっているのである。また、その植物を食べて生きている動物もいるので、その動物から排出されたふんなどでいい土壌が作れる。土壌で生活している動物や微生物は、土の中を這いまわっているので、植物が育ちやすいといえる。この動物がいる土壌は、柔らかくてよい土とも言われている。

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