人口増加と自然環境
地球は「青い惑星」とも呼ばれる、豊かな水と緑に包まれた美しい星です。しかし約46億年、長い均衡を保ってきた地球の歴史が人間によって変わりつつあります。18世紀半ばにおきた産業革命により工業化や経済の急速な発展に伴い人口も急激に増えてきています。1650年には約5億人だった地球の人口は19世紀前半には10億人を超え、第二次世界大戦終了後の1950年からは更に爆発的に人口増加し、このペースで増え続ければ2050年には90億人を超えるとされています。それだけの人口を支えるために化石燃料や天然資源を大量に消費し、人間活動を通じて自然環境に排出物や廃棄物を大量に排出・廃棄。結果自然環境は多大なダメージを受けています。日本国内でも高度経済成長期に工場などから有害物質を含む排出物を排出し、そのせいで公害を引き起こして大きな社会問題となりました。公害問題は現在経済を発展しつつある国家でも考えられることで、地球全体で見てもそのようなことから環境が危機的状況に向かっています。地球環境問題への取り組みが人類共通の緊急課題となっているのが現状です。
近未来のアジア・アフリカが抱える問題
人口増加がとくに顕著にみられるのはアジアやアフリカといった途上国の多い地域。2007年から2050年までに増加するとされる人口の9割をこの2地域が占めています。このような急激な人口増加にくわえ貧困といった社会問題も抱えながら、先進国並みの豊かさを追求しているため、それを実現するための資源やエネルギー、食糧の不足が懸念されています。地球上の資源やエネルギーは有限なので、人口増加に対応できるよう効率的な利用が必要となっています。